昨年の夏、息子と捕りに行ったカブトムシ。
雄3匹と雌2匹を飼育し、大量の子供たちを残して死んでいった。
その子供たちの数、70匹ほど。
『幼虫を育ててみたい!』 と言う、息子の希望を聞き
『全部は無理だから、20匹くらい飼育してみよう』 と、残りを森へ帰し
幼虫の飼育を始めた。
『面倒は自分でみろよ!』 『わかった!』 そんな会話も空しく
結局は、僕が面倒をみることに・・・。
糞の掃除に水分補給、減ったマットの補充と
出来る限り、気にかけて育ててきた。
途中 『めんどくせぇ?な!』 と、幾度となく思ったが
相手は生き物、いい加減には扱えない。
そんなこんなで10ヶ月。
6月半ばに、マットから顔を出していた2匹のカブトムシ。
見つけたのは妻で、バサバサという羽音で気付いたと言う。
学校から帰ってきた息子に伝えると、嬉しそうに見に行く。
自分が面倒をみていれば、もっと嬉しいはずだが
まあ、これも良しとする。
その後、ぞくぞくと元気な姿を見せるカブトムシ。
はっきりとは確認していないが、十数匹の内に雌は1匹。
昼はマットに潜り込み、夜はバサバサと活動している。
先日、妻の知り合いで
小さい子供のいる家へ、2匹の雄が貰われていった。
他にも、欲しいと言ってくれたところが3軒。
息子は 『2,3匹は飼いたい』 と言っているから、それは残すとして
それ以上のカブトムシは、森へ帰してやろうと決めている。